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コラム

【すぐ取れる人必見】パーマの仕組みとお手入れの仕方【傷んだ髪】

松原寛人

2022.09.19

パーマは1剤で毛髪内のシスチン結合を還元して切断し、2剤で酸化させて結合させることによりかかります。

髪の毛一本一本に骨組みがあり、その骨組みが綺麗に並べられていればストレートヘアに。骨組みがズレて組まれていると癖毛になると考えていただいて良いです。

パーマはその骨組みを一度切り離し、ロッドの形の状態で再結合させることにより完成されます。

縮毛矯正などはその逆でズレた骨組みを切り離してアイロンで綺麗に整えてからくっつけることにより真っ直ぐのストレートヘアになるのです。

 

パーマが取れやすい人の特徴とは?

せっかく美容室に行ってかけたパーマなのにすぐに取れてしまう、思ったより長持ちしなかったなんて人も多くいらっしゃると思います。

その中でも考えられる髪質の特徴をいくつかご紹介します。

1.直毛である

先程も説明しましたが真っ直ぐなものを分解→形を作る→結合という工程なのですが、直毛の方は真っ直ぐに戻ろうとする力が強いので取れやすい要素になります。

2.硬い髪質である

パーマをかける際に薬で髪の毛を柔らかくする工程が必要なのですが、髪が硬い人は薬に対して抵抗する力が強いのでかかりづらくなり取れやすい原因にも繋がります。

3.かける前の状態による

何度もカラーリングを繰り返していたりすると髪の毛の内部をかなり傷めている状態になったりします。髪の毛の体力がない状態でパーマをかけるとかかりが弱かったりチリついたりしてしまう可能性があります。思い当たる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

パーマかけた当日はシャンプーしちゃいけない?

これはよく聞かれる質問なのですが、皆さん悩みますよね。

パーマをかけて定着、安定するのが48時間と言われています。髪の毛は弱酸性でパーマのお薬はアルカリ性。処理剤などを使って酸性に寄せていくのですが多少のアルカリは残留してしまいます。

その状態でシャンプーをしてしまうとアルカリでキューティクルが開いた状態でゴシゴシしてしまうのでパーマがだれてしまったりする原因になります。

ただ美容室でスタイリングのレクチャーをしてもらい、髪の毛にオイルやワックスがつく場合がありますよね?その場合は当日にシャンプーしていただいてかまいません。オイルなどが頭皮に残り、頭皮トラブルになると大変ですからきちんと落とした方がいいです。

してほしくない場合としては取れやすい髪質の人や、緩くパーマをかけた人です。
定着しきっていないパーマでさらに取れやすい、緩いパーマにシャンプーをしてしまうと当然のように取れますよね。

一概にシャンプーしちゃいけないわけではないので、ケースバイケースで柔軟に対応していきましょう。

ドライヤーで乾かすと伸びちゃう?

パーマは濡れた時に動きが出やすいですよね。
ドライヤーで乾かすと思ったより動きが出ないなんて感じたことはあるのではないでしょうか?先に話した通り髪の毛には結合というものがあり成り立っています。

髪の毛が濡れると水素結合という結合が切れます。
髪の毛を乾かすと再度結合してくれるのでブローなどがこれを1番有効活用してると思っていただいて大丈夫です。

この結合が切れるとパーマ本来の動きが戻りくるんくるんになってくれているのですが、さすがに濡れたまま過ごすのは髪の毛にもよくありません。

だからスタイリング剤などで濡れた質感に近いものにして動きを表現することが必要になってきます。

スタイリングはどうするの?

あくまでメンズパーマ向けのスタイリングになりますのでメンズの方だけ参考にしていただけたらと思います。

かけたパーマのかかり具合、好きな質感は人それぞれだと思いますので担当美容師さんに何を使ったらいいのか相談しましょう!

緩くフワッとしたスタイルならば柔らかめのセット力のそこまで強くないワックスを。

パーマを活かした今風のスタイリングならセット力強めのワックスを。

大人っぽさや色気を出したい方はジェルやグリースを。

少しやんちゃっぽい感じならばセット力のあるパワーオイルを。

自分の好きな質感によってスタイリング剤を選びましょう!

乾かすとパサつきやすくなりがちなので、スタイリング剤が付けにくい場合や濡れ感が欲しい方は根本から8割くらい乾かして毛先が多少濡れた状態でスタイリングするとやりやすいですよ。

通常のスタイリングより少し多めにスタイリング剤を使うことと、ムラなく中間から揉み込むことが非常に大切になります。
付けムラがあるとパーマは上手く決まってくれません。

後はひたすらに試行して慣れる方が大事かなと思います