どのシャンプーを使えばいいの!?
その他
2020.10.05
どのシャンプーを使えばいいの!?
成分で見る自分に合ったシャンプーの選び方!
美容師をしていてダメージを気にされているお客様っていうのはやはり多いなと感じるのですが、
お店でトリートメントやケアメニューをするくらい気にされている方でも意外と普段のホームケアは何もしていないことが多く、
もちろん美容室に来ていただいたときは髪の状態が良くなるようケアさせていただくのですが、
1年間で考えたときに自分達美容師がケアできる回数というのは数回しかありません。
そんな中より髪の状態を良くするためにはどうしてもホームケアがかかせません。
ホームケアというと敷居が高いように感じるかもしれませんが、まずシャンプーを変える!
これだけで、難しいことはしなくても髪質は今以上に良いものになっていきます!
とは言っても自分に合ったシャンプーというのがわからないと言う人がほとんどだと思います。
なので、内容成分で見るシャンプーの選び方を紹介したいと思います。
シャンプーの成分は一般的に
·水50~60%
·界面活性剤30%
·その他の成分10%
でできています。
その他の成分とは補修成分等が含まれていますので補修成分が多いほど髪の毛をケアしてくれるシャンプー剤ということになります。
シャンプーの成分の中でも一番重要視してほしいのが界面活性剤の種類でこれが何かによって洗浄力が大きく変わってくるので髪に優しいシャンプーかどうかというのを見分けることができます。
一般的によく使われている界面活性剤の種類毎に主なメリットやデメリットを紹介していきたいと思います。
目次
高級アルコール系シャンプー
界面活性剤の種類
·ラウリル硫酸Na
·ラウレス硫酸Na
メリット
·価格が安い
·泡立ちがいい
·洗浄力が強い
デメリット
·パサつきやすい
·カラー、パーマが落ちやすい
·毎日使うと髪が硬くなる、ごわつく可能性がある
·頭皮や髪に刺激が強い
オススメな人
·脂性肌
·スタイリング剤をしっかりつける方
オススメしない人
乾燥肌の方や敏感肌の方、カラーやパーマで髪が傷んでいる方には洗浄力が強すぎるのであまりオススメはしないです。
まとめ
高級アルコール系の界面活性剤だけで構成されたシャンプー剤だと洗浄力が強いです。
ですが、洗浄力が強い界面活性剤と洗浄力が弱い界面活性剤を組み合わせて作られたシャンプー剤は洗浄力も中程度になるので、脂性肌の方やスタイリング剤をしっかりつける方には頭皮の油分や髪の汚れもしっかり落とすことができるのでオススメです。
アミノ酸系シャンプー
界面活性剤の種類
·ココイル~
·ラウロイル~
·コカミド~
メリット
·頭皮や髪に優しい
·保湿力がある
·必要以上に皮脂をとらない
·カラー、パーマの持ちがいい
デメリット
·高価な物が多い
·シャンプーが残りやすい
·スタイリング剤の汚れ、皮脂などが取りきれない場合がある
·泡立ち、洗浄力が弱い
オススメな人
·乾燥肌、敏感肌
·カラー、パーマをしている方
·髪のダメージが気になる方
·髪の広がりが気になる方
オススメしない人
·脂性肌
·スタイリング剤をつける方
まとめ
アミノ酸系シャンプーは少し泡立ちが悪いので擦りすぎには注意。
洗浄力が弱いので脂性肌の方やスタイリング剤をしっかりつける方には向かない可能性があります。
しかし、洗浄力が弱い分カラーやパーマの持ちはよくなります。
また、必要な皮脂は残してくれるので頭皮の状態を整えてくれます。
ベタイン系シャンプー
界面活性剤の種類
·~ベタイン
·ココアンホ酢酸
メリット
·赤ちゃんでも使える
·保湿、補修作用がある
·パサつきをおさえてくれる
·洗浄力が優しい
デメリット
·値段が高い
·市販ではあまり買えない
·洗浄力が弱い
オススメな人
·乾燥肌、敏感肌の方
·ダメージ毛
·カラー、パーマをしている方
オススメしない人
·脂性肌
·スタイリング剤をつける方
まとめ
ベタイン系シャンプーは低刺激なので乾燥肌の方や敏感肌の方にオススメのシャンプーです。
低刺激なので赤ちゃんでも使えるくらいのものになっています。
洗浄力が弱いので脂性肌の方、スタイリング剤をしっかりつける方の汚れは落としきれないことがあります。
その場合シャンプーをする前のすすぎをしっかりすることが大事になってきます。
保湿や補修効果もあるのでカラーやパーマをしている方やダメージが気になる方にはオススメです。
サロン専売品と市販品の違い
最近はシャンプーの内容成分を気にする方が増えてきたせいもあって市販品のシャンプーでも少し値段の高い商品なんかがよく販売されていて、
そのようなシャンプーは洗浄成分も髪や頭皮に優しいものが使われていたりするのですが、
サロン専売品と比べると補修成分の入っている量が違うのでどうしても仕上がりに差が出てしまいます。
つまり、サロン専売品と市販品の違いは簡単に言うと大きな違いとしては界面活性剤の種類の違いと補修成分が入っているかどうかということになります。
よくシリコンが入っているかどうかを気にする方がいますが、
シリコンが入っているから悪いシャンプーということはなく、
どちらかというと洗浄力がどれくらいなのかというのと補修成分が入っているのかというのが重要になります。
安いシャンプーでノンシリコンのシャンプーも売っていたりしますがそのようなシャンプーは大体界面活性剤も高級アルコール系の界面活性剤を使っていて、かつ補修成分も入っていないので髪がギシギシしたりしやすいです。
美容室で売っているシャンプーは値段もそれなりにしますが基本的には洗浄力も優しく、
補修成分も入っているのであまりハズレはないと思います。
しかし、シャンプーは継続して使うことで最も効果を発揮しますので自分に合ったシャンプーを見つけて使い続けることが大事です。
自分で見つけるのが難しい方は美容師さんに聞いて髪質や頭皮環境に合ったシャンプーを選んでいただくのがいいと思います。