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コラム

なぜ抜け毛は起こるのか?正しいケアはどうすれば??

内田国栄

2020.10.07

なぜ抜け毛は起こるのか?正しいケアはどうすれば??

床に落ちている髪の毛や、お風呂に入った時に排水溝に溜まった髪の毛の量を見て 「抜け毛が、前よりも増えたかも

そんな思いをした方は多いと思います。

なぜ抜け毛は起こってしまうのか? 抜け毛のケアはどうしたらいいのか??をご紹介します。

 

ヘアサイクル

季節による抜け毛の違いと、1日にどの位抜け毛が あるのか?

普段、1日に抜ける髪の毛の量は、約80~100本程度と言われています。

しかし、季節の変わり目である春先や、秋の初めは、約150~200本抜けるともいわれて います。

これは、人間も動物と同じで、冬と夏に合わせて換毛期があるためです。

なので、季節の変わり目に抜け毛が増えたからといって焦る必要はありません。かえっ て、気にすることによって、ストレスで血流が悪くなると、抜け毛が、ひどくなります。

 

髪が抜け落ちてしまうメカニズム

髪は1ヶ月で、約1~1.5cm伸びると言われています。

しかし、ずっと伸びるわけではありません。一定の期間で抜け落ちて、同じ毛穴からまた 新しい髪の毛が生え、これの繰り返しをしています。

ヘアサイクルは

髪が伸びる「成長期」 髪の毛が成長しなくなる「退行期」 髪が抜け落ちる準備を始める「休止期」 にわけられます。

休止期には毛根が浅くなり、その毛穴の奥で次に伸びる髪が成長しています。そのため、 新たな髪に押し出される形で自然と抜け落ちていくのです。

 

間違ったケア

お客様から 「シャンプーを1日に2回しているのですが、大丈夫ですか?」という質問を受けます。

たくさん洗った方が汚れが落ちるんじゃないか??と思う方も多いかと思いますが、シャンプー

1日に1回で充分です!!

たくさん洗った方がフケも油も取れるんじゃないかと思われがちですが、頭皮にある「皮脂」は とても重要な役割を果たしてくれています。

シャンプーで皮脂を洗いすぎてしまうと、保護膜が無くなり、水分が蒸発し、頭皮が乾燥して荒れ ていき、髪の毛が抜けてしまいます。

皮脂は汗と混ざることによって「皮脂膜」を作り、外からの異物や細菌の侵入を防いでくれたり しています。

それ以外にも、刺激や紫外線から肌を守ってくれたり、肌の水分の蒸発を防いでくれたりと頭皮 を健康的に保つためにとても重要な働きをしてくれています。

シャンプーのやりすぎは必要な皮脂まで奪い取ってしまうので注意が必要です!!

 

正しいシャンプーのやりかた

濡らす前に まずはブラッシングをしましょう!!

ブラッシングをすることにより

<髪の毛のケア>

・髪の毛についているフケやホコリを減らせる

・自然に抜ける髪の毛を落とす ・髪の毛が縮こまることで、抜けてしまったり、切れ毛を減らすことが出来る

<頭皮のケア>

・頭皮マッサージをする事で血行を促すことが出来る

<ブラッシングのコツと注意点>

髪の毛は、毛先からブラシでといていきます。

髪の毛のほつれや絡まりを無理やりとこうとすると、髪の毛が抜けてしまったり、頭皮を 逆に傷めてしまうため、ブラシを使う時に、毛先中間根元 というか順番で、徐々に 髪の毛をほぐしてあげることが大切です。

 

すすぎ

すすぎは、「髪を濡らすだけ」と思われている方が多いです が、実はシャンプーする上でとても重要になります!!

最初のすすぎで約7割程度の汚れを落とすことができます。 逆にすすぎ不足だと、泡立ちが悪くなったり、汚れをしっかりと洗い落とせません。

すすぐ時は髪の毛を濡らすのではなく、頭皮からしっかりとすすぐようにしましょう!!

そうする事で、頭皮の毛穴が開き、汚れが落ちやすくなります。

シャワーの温度は季節によって様々だと思いますが、ヘアケアにおいて適切な温度は40 度前後(38~42)です。

42度以上に設定すると、頭皮や髪が乾燥しやすくなり、キューティクルが開きすぎて乾 燥の原因になります。

皮脂や脂汚れも、人肌に近い温度36度で十分に落とせますが、低すぎると脂汚れが残る 可能性があるので、最低でも人肌程度の温度ですすぐようにしましょう。

 

シャンプー

 

シャンプーは髪の毛の汚れを落とすのではなく、 頭皮を洗うことが目的なので、間違えても髪の毛をゴシゴシと擦らないようにして下さい!!

すすぎで落とせる汚れは水溶性で、すすぎで落とせない汚れは油性の汚れなので、油性の 汚れをシャンプーで落とします。

まずはシャンプー剤を手に取り、手のひらで泡だてます。

泡だててからシャンプーすることで、髪の毛の摩擦などを抑えてくれます。そして、頭皮 全体にしっかりとシャンプー剤を付けて頭皮をしっかり洗ってください。

頭皮を洗っている間に出てくる泡で、スタイリング剤などの髪の毛の汚れは十分に落とせ るので、髪をこする必要はありません。

髪が濡れている間には、キューティクルが開いてダメージを受けやすいので、絶対に擦ら ないで下さい!

 

シャンプー後のすすぎ

頭皮全体を洗えたら、シャンプーをすすぎます。

皮脂などの汚れは洗浄成分によって浮き上がっているの

で、

このすすぎで大事なことは、シャンプーを流すことです。

シャンプーが頭皮に残留すると、炎症やかゆみ、肌荒れにつながることもあります。

泡が無くなったら終わりではなく、ここでも頭皮を中心にしっかりと、すすぐように意識 することが大切になります。

 

カラー、パーマはやりすぎ注意!!

パーマやカラーリングを頻繁にやりすぎると、髪は痛み、抜け毛が増えると言われています。

髪の毛が薬剤により弱く細くなり、切れやすくなってしまうため、抜け毛が増えたように感じま

すが、抜け毛が進行しているわけではありません。

問題 は「髪」ではなく、「頭皮」が受けているダメージです。

強い刺激を持つ薬剤が、頭皮についてしまうと、湿疹やかぶれといった肌荒れを起こしてしまう ケースが多いのです。 頭皮の荒れは新しく生えてくる髪の毛が充分に育つ前に抜け落ちてしまいます。

髪の毛の生えてくる周期に乱れか生じ、新しい髪の毛が生えてこない場合があります。 薬剤が頭皮に与えているダメージは、間接的に抜け毛の原因になってしまいます。

ダメージを少しでも緩和出来るメニューをするか、 抜け毛が気になる時期や、フケが気になる時期は、なるべく頭皮に負担がかかるパーマやカラー リングは控えた方が良いです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

抜け毛に関するポイントをあげさせていただきましたが、知っていること、知らないこと があったと思います。

髪や頭皮のケアを見つめなおしながら、出来ることからスタートしていただければと思い ます。

頭皮を健康にたもちながら、美髪をつくりましょう!!