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コラム

髪質改善メニューの今

卯月勲

2020.10.07

髪質改善メニューの今

今現在、美容室の検索サイト等で良く目にする、髪質改善というメニュー!

クセ毛がピカピカのツルツルの髪になったり、クセ毛まではいかないけど、エイジング毛と言われる少しうねりやパサつきがある髪が、艶やかにそして自然な風合いの髪になったりと、対象の毛質や仕上がりも様々。

そんな髪質改善メニューの今を

歴史も踏まえながら解説いたします!

 

板張りストレートパーマから始まった

今でこそ、髪質改善と呼ばれる様々なメニュー。

その昔は縮毛矯正、その前はストレートパーマというメニューで昭和の後半に誕生します。

最初はこの様に、薬剤をつけ板に貼り付ける板張りタイプのものが大流行!

しかし、残念ながらこの当時、ストレートパーマと言いながらもクセ毛がストレートになるものではありませんでした。

 

縮毛矯正が生まれて

板張りストレートから数年後、いよいよ縮毛矯正が誕生します。

 

今でもこの技法がベースになっていますが、薬剤を浸透させた後に板に貼る代わりにブロードライやストレートアイロンで、ストレートに固定しつつ髪の水分を抜く技法が生まれました。

当時のメニューではMr.ハビット、リシオ、そしてリペアなどがその代表的なメニューでした。

そしてこのメニューの誕生で初めて、クセ毛を継続的に乾かすだけでもストレートにできるようになり、沢山のクセ毛でお悩みの方たちが救われるようになりました。

 

縮毛矯正の課題

しかしながら、課題も残ります。

当時の薬剤は強いクセ毛を伸ばすために、とても強い薬剤を使用してましたので、髪のダメージが深刻で、場合によっては髪がチリチリになってしまったなどの失敗するケースも出てきました。

その他にも、

逆に真っ直ぐになりすぎてしまい、無機質なストレートヘアになってしまったり、毛先だけ真っ直ぐで、後々のスタイルが変更しずらかったりという側面から、

縮毛矯正離れをする方たちも見られるように。

 

今の縮毛矯

そして、それらを改善されたものが今現在の縮毛矯正になります。

薬剤が変わり、酸性ストレートの登場により必要以上にダメージをさせないようになり、カラー毛でも安心してできるようになりました。

そして、以前のように、バキッとストレートになるのでは無く、柔らかくそして馴染みの良い、自然なストレートにできるようになりました。

 

そして酸熱トリートメント

そしてここ数年、髪質改善というメニューをよく目にするようになり、

時期を同じくして新しい概念のメニューが誕生します。

今までのようにパーマ剤を使って、髪をストレートにするのでは無く、

トリートメントでストレートにする驚きのメニューが生まれます。

グリチルリチン酸やレブリン酸という素材を使用した酸熱トリートメントというメニューがそれにあたります。

薬剤は使いますが、パーマ剤では無いので、ダメージが出ないのが、このメニューの最大の利点です。

 

酸熱トリートメントと縮毛矯正の使い分け方

とはいえ、酸熱トリートメントが万能という訳でありません。

酸熱トリートメントはそのトリートメント成分を熱で固定し酸性状態でその形を保ちます。

なので、酸性状態にするためのアイテムが必要で、

私たちyukio のメニューでは特殊な酸性のシャンプー&トリートメントをご自宅で使用して頂く必要があります。

そして、クセを伸ばしているわけでは無いので、その固定が緩むとクセが戻ってしまい持ちが悪くなります。

それぞれの特徴とお客様の要望により以下のように使い分けて頂くことをお勧めします。

  • 持ちでは縮毛矯正

  • ダメージを避けたいひとは酸熱トリートメント

これからも薬剤や技法の進歩により、

より傷まず、より持ちの良いメニューが開発されてくると思いますので、

情報収集と検証が大事です。

この進化に取り残されないようにしていきたいと改めて思います。